全然更新してなかったので久々に書いてみます。お題は「最近のフーデリとかAmazonflex関連の人について思うこと」
Twitter(X)のTLによく流れてくる配達員さんの愚痴なんですが、昔灯油のルート販売とかやってた経験から、最初は内容について「わかるわかる」と思ってたんですよ。
しかしなんか違和感あって…何故なのかよく考えてみたら「お客さんが変」みたいな前提ですべて進んでるんですよね。
確かに迷惑客みたいな人は居るんですけど、なんかちょっと沸点が低いというか非常識と言う敷居が低いというか。
その辺について考えて自分なりに解釈してみたって話です。
⚫︎お釣りがないのは当たり前
まず「お釣りがないのは当たり前」「5分待てとか非常識」みたいな内容を結構よく見かけるんですが、コレがなんとなく引っかかってしまって今回の話に。
私が失業前に灯油のルート配送やってたときって、千円札とか小銭とか「お釣りがない」のは売り手の不手際の認識でしたね。
それこそお店に行って「お釣りないからお客さんでなんとかしてよ」みたいな状況だと感じてて、そう思うとさすがに避けるべき状況のひとつとして警戒していました。
やはり充分用意してても足りないときはありましたが、そんなときは逆に「お待たせして申し訳ない」という気持ちを前提にダッシュでルート離れて両替に走ったモンです。
もちろんかなり時間が遅れたりすることもありますが、それは自身のミスの範疇として反省すべきことであって「丁度用意してないお客さんが悪い」って話じゃなかったはず。
それこそ「近くに居て5分で戻るから」って言われたら「それじゃ5分後以降にまた出直します!」って言って、近所の配達済ませてまた戻ってましたね。
そりゃアマフレと違って余裕あんだろって思われるかもですが、いやいやシーズン中の灯油のルート配送は戦場ですよ。
⚫︎灯油のルート配送ってこんな感じ
灯油のルート配送やったことある人ならわかると思いますが、アレもシーズン中はなかなか大変なもので、全国的には暇な九州でも冬場は1日平均150件+配達というくらいの量はあるんです。
アマフレは担当場所により200〜300くらいの量になると思います。
最近まで仕分けやっててハブの積み込みも見てましたが、その感じではエリア単位で30〜40、それを6バッグで1台ってイメージですかね。ただアプリでルートも出ることや、荷物はメールや袋合わせての数で、不在でも置き配などできるものも少なくないと思います。
灯油はそういうわけにも行かず、さらに小さくても2t車、大きければ3.5t車で狭い道を徐行しつつ、ポリ缶出されてたり呼ばれたらそこの家の前に停めて給油→指定場所へ持って行く→精算という流れ。
早くても秒速1Lですので、18L缶ひとつに給油のみで最低18秒かかり、蓋の開け閉めや持ち運びの時間、そして精算時にはおじいちゃんおばあちゃんのスローペースに耐えるとこまでがワンセットです。
下手すると支払いのときに「あー確か10円玉があそこに…」と部屋に入って、探してしばらく出てこないことも珍しくなく…。
それでも「こっちの時間をなんだと思ってんだ!」とはならないわけですよ。
その理由ってのを暇だったので考えてみたら、同じ配送業とはいえ根本的に違うことに気付きました。
⚫︎売り手と代理配送人の違い
これはアマフレやフーデリに限らない配送業の方にいえることですが、この場合の荷物はあくまで他社の売り物を一旦預かって引き渡してる仕事になりますよね。
私がやってたのは「自分で売った物を運ぶ仕事」だったんです。
この違いがやはり大きいのかな…と。その場で売る仕事、たとえば最近は豆腐とか移動式スーパーみたいなのもありますね。こういう人達になるとおそらく購入してくれるお客様の時間を優先すると思います。
ただ預かってる商品を届けにいくだけの仕事の場合はそうはならないでしょう。その商品に対して思い入れがあるわけでもなく、購入者は"自分の顧客"ではないわけですから。
しかしながらこの「配送される側」のひとたちはそんな区別はないわけで、持ってきてる人がAmazonって言ってればAmazonの中の人なわけなんです。
なので自社商品を売る業態と同じサービスを求めるのかな?という結論に。
もちろん契約とはいえこれも間違いではないのですが「自分たちのお店の店頭に並んでた商品」を届けている…という感覚の人は少ないのではないでしょうか。
この互いの感覚のズレが「非常識」のレベルの押し引きに関係してんのかな…とか。
暇なのでなんとなく脳内整理のために久々に思考を言語化(文章化)してみただけで、今回はまとめというかオチというものはありません。