逃げ弾正のナマポ生活

夜逃げして10年、生活保護受給者になりました

生活保護の申請はとてもカンタン!(体験談)困ったらナマポデビュー

さて今回は生活保護の申請の実際の手続きについて、私自身の流れをありのままお伝えしておきましょう。

役所で面談、というとやたら敷居の高いイメージがあったり、私自身もそうでしたが「難しそう」「面倒くさそう」と感じてしまいます。

しかし、いざやってみると現実にはとてもカンタンで「えっ?それだけ?」というものでした。

別でも書きましたが、私はそのときはあくまで『問い合わせ』的に相談に行ったつもりだったんで、なんの準備もなく思いつきで窓口に行っただけ。どんな対応されんのか、先々使うための条件だけ聞いとくか…的な気持ちですね。

それがあれよあれよと話が進み、予想外にあっという間に申請が済んでしまいました

今回はそんな一連の流れをご覧ください。きっと「なんか自分でもできそう」と感じることでしょう。

自治体により対応に差があるため、必ずしも記事と同じようになるとは限りません。しかしコロナ禍以降はほとんどの地域で所謂「水際作戦」的なものは無くなっているようです。

▪️きっかけは転居手続きのついで

居候先の主である元嫁の計らいで「予想外に住所を手に入れることになった無職」それが私です。ただ無職でいきなり追い出されて、家賃とかどないせえっちゅうねん…元嫁的には強制的に働くしかない環境に出せば、自然と定職に就くと思っていたようです。

とはいえ、現実には過去の債務の精算もしておらず、直近のライターでの稼ぎだったりで税金面でも就職するにも難が多い身の上。自分としては彼女の期待通りにいくとは思えません。

生活費や家賃の負担を背負わせるわけにもいかないし、またライターで無理矢理稼ぐか…とか考えつつ、とりあえず転居手続きをしに市役所へ。

転居手続き中に前の住所は除籍されててぇ〜とか普通に伝えてたら、担当者さんも最初は「え?」となるものの、あとは淡々と復活手続きをしてくれました。

なんか事情とかいろいろ聞かれるんかなぁ…とか不安だったんですが、転居手続き自体はその後とくに何も聞かれず淡々と進んでいくわけです。

受付の人の事務手続き待ってるときにふと周り見渡したら『生活相談課』のプレートが下がった窓口が視界に入りました。

 

"そういや生活保護って手もあるな…どんな条件かだけでも聞いとくか"

 

先々の家賃滞納とかの対策のためにも知識だけ入れとこう程度に、転居手続きが終わった案内とともに受付の人に軽く会釈をして、何の準備もなく生活相談課の窓口に向かっていく私

▪️生活相談課の対応

あの…

窓口付近で目の前に居た人に声をかける。

「どうされました?」

30代くらいのいかにも真面目な公務員って感じの男性が聞き返す。まぁ言葉ではどうしました?って言ってても、ここ来る新顔は生活保護の申請しにきたってわかってて言ってるのは理解できた。

生活保護について聞きたいんですが

そう言うと慣れた感じで「お待ちくださいね」と言って窓口に座るように促され、奥にいた小太りの別の男性のところへ行って耳打ちしている。

すぐに小太りの男性が別の女性の職員さんに声をかけたあと、棚から何かの資料を探して小脇に抱え、2人で窓口の対面に座った。

「今の状況をお伺いしても?」

そう小太りの男性職員に言われ、とりあえず今は無職だか住所なくて失業保険も貰えなかったことなどを伝えていくことに。質問する小太りの男性の横で女性の職員さんは黙って相槌打ちながら、仕事辞めた時期や過去の借金のことなど、必要なワードについてメモだけを取っている。

…まぁこんな感じで困ってまして

そんな感じでまとめたところ、女性の職員さんが初めて口を開いた。

「大変でしたね。もう大丈夫ですよ。まずはここで生活保護の申請をしておきましょう。」

えっ?

そこから"で、生活保護ってどんなふうにしたら受けられるんですかね…"と尋ねようとしていた矢先の予想外の言葉に少し動揺する私。

申請って今できるんですか?

そう尋ねると、小太りの男性と女性職員さん2人で大きく頷いて、小太りの男性から「1時間くらいだけ時間ありますか?」と聞かれる。

まぁ無職なんで時間だけは

そう返すと2人とも笑って「ではもう今日済ませちゃいましょう」というノリで手続きが始まりました。そこからは別室に案内されて、そのまま申請することに。

別室では借金や現状についてより具体的に聞かれることになりましたが、それでも時期などはかなり曖昧でも問題なく、小太りの男性いわく「履歴書同様に時期に空白なく埋まればいいんです」とのことらしい。

職歴や借金から夜逃げして住所不定になった経緯などはだいたいの時期で回答しておけば基本問題はなく、唯一の心配は"今までどこに居たのか"という一点だけだった。

ここ深く突っ込まれたらどうしようかな、と思いつつも次のように答えてみた。

知り合いの家を転々としたり、ネカフェやスーパー銭湯で過ごしたりですね

もしかしてこれも時期とかで聞かれるのかな?辻褄合わせる話まったく考えてねえわ…と警戒しましたが、小太りの男性の回答は意外なもので

「なるほど、わかりました」

で終わり。その後は女性職員さんから生活保護の案内を見せられながら説明を受け、ついでのように出された数枚の書類に言われるまま名前と新しい住所を記入していくのだが、ここでひとつの疑問が生じることになる。

あの…

問い合わせのみのつもりで行ったのもあり、今がどんな状況なのかよく理解できなかったので、勇気を出して小太りの男性に尋ねる。

これってもう生活保護の申請できてるんですかね?

男性はにっこりと微笑んで「はい、もうあとはこちらが提出して審査が終わるのを待つだけです。

なんと自分でも気付かないうちに申請が済んでいたわけである。

▪️予想外のナマポ(生活保護)デビュー

問い合わせのつもりがそのまま生活保護申請終わってしまって拍子抜けした私。

「そういえば食べ物とかあります?」

ふいに女性職員に聞かれ、まだ居候中でとくに困ってはいなかったけど"無い"と答えたらどうなるのか?そんな興味本位でそんな答えを返してみた。

すると「少しお待ちくださいね」と行って部屋を出ていき、しばらくすると年配の男性が代わりに入ってきてまた書類に記入を求められた。

言われるがまま記入していると、別な年配の女性職員が大きな袋を2つ抱えてやってきて、先ほど名前を書いた書類に記載された内容と照合し始める。

「問題ないですね」

そう言って年配の男性に書類を返すと、その人はすぐに居なくなってしまいました。

袋の中身は2週間分の非常食。調理器具がない前提なので缶詰にレトルトや乾麺などが主体で、賞味期限の近いものをまとめたものとはいえ、これはなかなかすごいシステムだなと感じた。

きっと世帯状況によっては米とか味噌とかもあるのだろう。食品ロスを防ぐ団体フードバンクのおこなう食料支援ってやつだ。

とりあえずさまざまな理由で食べ物に困っている人は、ぜひ一度役所やフードバンクに問い合わせて欲しい。

これらは今、小腹が空いたときのオヤツ程度に活躍している。大した金が手元になくとも、食い物あるとあまり苦にはならないもんだなと知る。

それこそタバコとパチ屋行く以外、金使う用事なんてここ数年確かに無いしな。

そんなこんなでいつのまにか申請そのものは終わっていたため、待たされた食料を抱えて役所を後にする。

よく見てた"水際対策"ってあれはほんとにあってんの?ってくらい、逆に無知なままで役所主導でいつのまにか申請終わっててとてもラッキーだった。

▪️生活保護申請はとてもカンタン

今回は実際の生活保護申請の流れを、やりとりもほぼそのまま書いてみました。

そんなアホな!と思うかもですが、ホントにこんな感じで自分でも予想外に申請が済んでしまったのです。

もちろん地域差もあると思うので必ずしもどこでもこんな対応とは限りません。

それでもコロナ禍以降は以前のような"申請に厳しい"イメージは、全国的に消えつつあるのではないでしょうか。

もし今ホームレスやネカフェ難民などでお困りの方居ましたら、なんの準備がなくとも構わないので、迷わず役所に駆け込んでください

え?今までなんでこんなに苦労してたん?って感じるほど世界が変わります。

これは母子家庭などで困窮されている方にも言えるかもしれません。ギリギリの家計で頭抱えるくらいなら、生活保護申請して同じギリギリの家計でもお子さんとの時間に不安がなくなるようにしてみませんか?

仕事休んだら減給されるからとかいう不安は、生活保護費で不足分を賄うことの余裕でなくなります。支給上限はありますが、逆に言えばその上限は保証されているということ。

限られた時間でパート頑張って月に幾らも使えないというならば、生活保護を受けてお子さんとの時間に余裕を作りつつ、在宅ワーカーとしての勉強を始めてみてはいかがでしょう?

金と同じくらい人間の可能性を広げる資産は「時間」です。

どちらも失うだけの毎日を送るくらいなら、ここはひとつすぐに手に入る"時間"という資産を、将来のために活かす手も知っておいてください。

それができるのが使い手次第で終焉の場にも再起のステージにもなる生活保護というシステムなのです。

すぐにでも必要だけど申請が面倒くさそう…と思っているだけのアナタ、そんな時間さえ勿体無いと後から後悔するほどカンタンですので、まずは行動してみましょう!

生活保護デビュー時に役立つ補助金や制度とは?

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さて今回は『ナマポ(生活保護)デビューするにも布団や生活必需品すらないよ』という人でも安心できる話題についてお話ししておきましょう。

仮にホームレスからナマポ化して部屋を見つけても、引越した先でダンボール机に新聞紙を体に巻いて初支給日まで飢えて震えるしかないのか…?そんな不安を感じてしまうのではないでしょうか。

私自身もそれまでの居候先には家具は揃っていても、いざ自立というと服くらいしか自分のものなんてありませんでしたし、それがホームレス的には当たり前な状況でしょう。

そんな状態でもナマポ(生活保護)デビューする際に申請するだけで家具が揃い食料がもらえる、そんなシステムがあるのをご存知ですか?

今回はナマポデビューする際に知っておきたい補助金や食料補助について、詳しくご紹介しておきましょう。

補助金出るなんて知らずにもう購入しちゃったよ…という人もご安心ください。そんな方にも役立つ情報も記載していますので、ぜひ参考にしてください。

▪️ナマポ(生活保護)デビュー時に役立つ補助金や制度とは?

ナマポ(生活保護)デビューする際に大きく役立つ代表的な制度といえば、やはり以下の3つの内容でしょう。

  1. 布団代
  2. 家具什器費
  3. 食料補助

布団や一部の家具に出る補助金は申請中なので、来月には電子レンジや布団も買える予定ですが、テレビだけ対象外なのでどうにかせねばなりません…。

このナマポデビュー時に申請できる2つの費用については、地域により額は異なりますが以下のようになります。

⚫︎布団(ふとん)代

私の地域では上限30,000円(税・配送料含む)まででしたので、ニトリで適当に布団9点セットみたいなやつと折りたたみマットレスで見積もりもらって提出。なんかすぐ通りました。

つうか若い頃は毛布1つで占有屋とかブラック企業勤めやらなんやらで、人生で布団で寝ること自体あまりなかったのもあり、布団の値段なんて気にしてなかったけど30,000円って結構な額よね。枕のいいやつ買おうかと思ったけどさすがにやめた。

⚫︎家具什器費(かぐじゅうきひ)

これは地域差が大きいようで調べたときは他県で26,000円くらいが平均でしたが、私のところは上限32,000円(税・配送料含む)でした。

対象となるのは食器を含む調理器具、テーブル、椅子、カーテンとかをはじめ、家電なら電子レンジ、洗濯機などの「代替えのない生活必需品」です。

代替えのないということについては、たとえば掃除機が欲しかったのですが『安いホウキという代替え品があるのでダメ』という選定法になります。

この理屈だと洗濯機もダメなんじゃね?と思うけど、何故かそっちはOKらしいです。この辺は地域差もあるのかな。

もちろん嗜好品(テレビ・ゲーム・楽器など)は全国的に認められませんのでご注意ください。あくまで生活を始めるのに不具合がない状況をつくるための補助金です。

家具什器費はざっくりとこんな物が対象です。

  • 食器
  • 調理器具(包丁・まな板・鍋・フライパン・やかんなど)
  • 生活家電(炊飯器・電灯・洗濯機・冷蔵庫など)
  • 家具(机・椅子・カーテンなど)

これらは法的には細かく分類されているのですが、上限はすべての項目の対象の合算に対するものなのであまり区分は気にしなくて良いでしょう。

上限額があるため、基本はリサイクルショップを回ることになるかと思います。そんな家具什器費をもらうための申請の流れは以下を参考にしてください。

  1. 見積もり書をもらって役所に申請
  2. 1週間程度で許可が降りる
  3. 指定口座に見積もり額が振り込まれる
  4. 購入後に領収書を役所に提出

注意点としてはリサイクルショップは見積もりをくれないことがあるということ。しかしその対処法としては、値札と商品の写メをとって役所の担当者に送るという程度で大丈夫です。

⚫︎すでに購入しちゃった人はどうすれば?

家具什器費なんて知らないし、必要だからもう購入しちゃった…て人も少なくないでしょう。

ご安心ください!購入後でも領収書があれば申請は可能です。ただし認められるかどうかは役所次第です。

ケースワーカーさんに事前に可否を相談するのがベストですが、補助の存在を知らずに購入した場合は仕方ありません。

そんな人は領収書を探してみてください。いける物だけの費用が返ってくる可能性は充分にあります。Amazonなどのネット通販で注文した場合には、購入履歴をプリントアウトして持参するというやり方もあるようです。

⚫︎食料補助

明日から食う物がねえ!って人もご安心ください。内容はともあれ、ナマポ申請時に一緒にできる食料補助制度というのもあります。

これは最大2週間分の非常食を貰えるというものですが、とても助かるものではないでしょうか。これはおそらくナマポじゃなくても申請できるんじゃないかな?ってな話なんで、もしさまざまな理由で食べ物に困窮している人が居たら、まずは役所に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

私は申請の際に食べ物はあるかと聞かれて「無いです」と答えたら、こんな感じの内容をフードバンクから貰うことができました。

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▪️ナマポ(生活保護)に対する補助金はほかにもある

ナマポ(生活保護)に対する補助金は、実は他にもいろいろあります。

たとえばメガネ代とか。これもたまたまネットで見て知っていたので尋ねたらすんなり出ました上限24,000円(税抜)。これ何故税抜でいけるのかというと、メガネ屋さんにナマポ専用書類渡す必要あるんですね。それ経由するんで税金かからないんです。

私の場合、初支給日のみ役所で現金でもらう流れがあったため、そこでとりあえずメガネ代の申請手続きの仕方聞いてみたらすぐ申請書くれて、あとは帰り道に眼科とメガネ屋さんに寄って注文してきました。

  1. 役所で申請書をもらってその場で書く
  2. 役所から必要書類をもらえる
  3. 眼科で視力検査して処方箋(無料)書いてもらう。
  4. 役所の書類と処方箋をメガネ屋さんに渡す
  5. メガネ屋さんがくれる書類を役所に提出(申請)
  6. 許可が出たらメガネ屋さんに注文にいく

流れとしてはこれだけです。ただ普通の人と異なり、生活保護センターの了承やらの事務手続きが入るため、注文しても受け渡しまで20日〜1ヶ月くらいの期間がかかります。

それでもタダですから不満はありませんよね。さらに慣れたとこならメガネ屋さんがあとの手続きまでしてくれるので、役所にまた戻らなくてもお任せで済みます。

私はたまたまそんなとこだったので、手順の5.6はメガネ屋さん任せで済んだので、フレームだけ決めて注文して帰りました。

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この流れについては全国チェーンのメガネ屋さんだとほとんど対応してくれるのではないかと思います。

他にも冠婚葬祭に関連するものや、就職活動時のスーツ代とか、結構いろいろあるんですよね。

▪️ナマポ(生活保護)補助金の注意点

ナマポ(生活保護)デビュー時にはさまざまな形で生活補助を受けることができますが、これらは原則「こちらから申し出ないともらえない」という役所の暗黙のルールがあることに注意が必要です。

ケースワーカーさんも聞けばすぐ対応してくれますが、家具什器費なんかとくに向こうから勧めてくることはほぼありません

ちなみに私の部屋はいまだに布団すらないですが、元嫁の会社の人が結婚して一人暮らしやめた際に会社の倉庫に洗濯機と冷蔵庫を置いていたのを貰うことができ、それを運び入れてなんとか生活できる状態。引越しに際して残ってた手持ちの金でカーテンや絨毯は購入し、枕がわりのクッションと毛布は持ってきてるので、今でもなんとなく部屋っぽくはなってます。

いえばカーテンはもちろん、買い揃えた包丁まな板や部屋の電気なんかも家具什器費の対象だったため、なんだか知らずに損したような気持ちにもなりましたよ。レシート捨てちゃったし。

それでもテーブルや炊飯器とか電子レンジ、部屋の電気とかもロフトの分が足りなかったので大助かりです。

今は6月の頭に布団代と家具什器費が振り込まれる予定なので、それからボチボチ残りの物を揃えようかという感じですね。

▪️私のナマポデビューでの実例紹介

まず4月4日の申請で24日に初支給日というのが私のナマポデビューの流れです。

ギリギリまで元嫁の家に居ながら荷物を少しづつ運んでいたため、正式には5月の半ばから新居生活始めたばかり。ナマポ(生活保護)受給者になって転居も済ませ、ようやく落ち着いたこの頃。ホントならアパートも自分で予算内で選べたのですが、そこは元々ナマポ目的じゃなく社会的自立目的で元嫁が勝手に決めてしまったとこなので選択権はなく、生活圏などの情報収集も引越してからとなりました。

まぁそんな離れた場所でもないので土地勘ないとかじゃないですが、コンビニとか病院とか細かい情報はほとんどわかりません。

幸いだったのはたまたま役所が近くて、なにかと手続きやら申請が多いナマポには大助かりというところでしょうか。

私の場合は、まず支給日に役所いったついでにメガネ代を申請し、家具什器費について担当者さんに尋ね、メガネ用の申請書をその場で作成。家具什器費はまず見積もりを提出してねという話になり、とりあえず帰りに眼科とメガネ屋に寄ってメガネの作成を完了させました。

ちなみに家具什器費は5月20日までの提出で24日に振り込みと言われたのですが、まだ居候先に居たので焦りもなかったので後回しになってしまい、ようやく今日出してきたとこです。5月27日の申請で振り込みが6月4日か11日と言われています。

あとは費用が振り込まれたら購入して領収書を役所に提出しにいくようになるわけです。

▪️補助金は手続きが面倒くさそう

なにかと便利なナマポデビュー補助金ですが、実は手続き自体も難しいことはありません。

何故ならほとんど担当者さんがやってくれるので、こちらは必要な見積もりを取り、申請書に名前や住所を書くだけなのです。

病院への通院や住民票の取得などもそうですが、ナマポ(生活保護)受給者にかかる負担や手間といえば「毎回役所に行く必要がある」「記入書類が増える」程度で済みます。しかし、それに対する見返りはどれも大きいので、実際には大した手間とも思えないでしょう。

「役所相手のやりとりはなんだか面倒くさそう」と思うかもですが、それは一般の方の話だけなんですよね。我々ナマポーズは基本時間セレブなのでこの日じゃないと行けないとかないし、書類書くだけであちこちフリーになるなら苦にもなりません。

▪️ナマポ(生活保護)デビューでつかえる補助金まとめ

ナマポ(生活保護)デビューは基本的に手ぶらでOKです。身の回りの生活必需品なんかは、それこそ茶碗ひとつから補助金が出ます。そりゃ社会的に困窮してる人向けの制度でもあるわけなんで、部屋が無いとかそんなレベルから対応できるようになってるわけですよ。さらにメガネなどの意外なものまで対象にあることも忘れてはいけません。

ただし、購入できる対象品や金額には制限があることや、どれも自己申告が必要なことは覚えておきましょう。

間違いないのはケースワーカーさんに直接可否を尋ね、認められるものだけ購入するというやり方です。メールなどのやりとりで済むことも多いですが、最終的には役所に行く必要は出るかと思います。それでもそれだけで得られる恩恵はかなり強いと言えるでしょう。

私なんかはたまたま新居近くに役所が近くにあるため、散歩ついでの感覚でいつでもいけます。それを考えるとナマポなるなら役所近くに住むのがおすすめなのかもしれませんね。

 

逃げ弾正のナマポ日記【自己紹介とここまでの流れ】

はじめまして。令和の『逃げ弾正』ことアニッピです。このblogでは夜逃げやナマポ受給までの流れ、さらに実際の生活の様子を始め、過去の失敗談や思い出話など、普通の人にはまったく役に立たない話題満載でお届けします。

逃げ弾正って何?って人はこちら参照→春日虎綱 - Wikipedia

ブログ自体は「ナマポは楽しいよ!」とかいう内容ではなく、流れやリアルにこんな毎日とか、お役立ち情報をお伝えするわけですが、まだギリギリで頑張ってる人たちにも、この社会的なセーフティネットの活用法を知っておいて欲しいわけです。

とくにギャンブルなどで作った借金で日々苦しむ人なんかは、うまく活用することで現状を簡単に変えられ、終わらないエンドレス返済続けるよりも早く人生リセットできるかもしれません。

そんなわけで、このブログでは人生ドン詰まりで頭抱えたときにも「なんだそういう手もあるのか」という、ひとつの余裕を持ってもらうための話をできるだけお送りしつつ残していきます。

それらの詳しくは追々記事として書いていきますが、まずは語り手の簡単な自己紹介からどうぞ。

自己紹介

名前:アニッピ(♂)

滞在先:九州

年齢:50手前

若き日の投資の失敗でそれはもうエグい額の借金を背負い、こりゃ無理ゲーだわと撤退(夜逃げ)。持ち前のヒモスキル活かして立ち回るも初老真っ只中で失業者となり、遂には最後の居候先も追い出さられてしまいました。

いまでは立派なナマポ受給者と、社会的に見れば転落の一途を辿っております。だがしかし!ピンチはチャンス!ってなもんで、私なりにこの環境を活かし、再び人生のリングに上がるための準備をしていくつもりです。

どうやって生きてきたの?

夜逃げしてからどうやって生きてきたのって話については、必要なときに別な機会に詳しくご紹介しますが、まとめると「居候先を転々としていた」という状態です。

▪️家(住所)はどうしてた?

住所はどうしてたの?って話なんですが、まずは自宅を手放すときに離婚したのですが、同棲相手を見つけてその相手の家にとりあえず住所を移し、まだ社会的には存在してる状態を残します。

その後は数年経って結局別れて追い出され、彼女もその部屋を退去するわけですが、ここで私の住所は移す先がなくそのまま置いて放置してました。

結果、自動的に除籍されて社会的には「住所不定・行方不明」と進化します。この頃から元嫁の家で居候することに。追い出される(ナマポ受給者になる)までは元嫁のところに居座っていたような状態です。

▪️仕事(収入)はどうしてた?

投資の失敗から借金抱えて会社の顧問に民事再生を依頼したのですが、とても面倒くさくなってしまい逃亡。それまで勤めていた会社はやめて、仕事は求人で見つけた日雇いでその日暮らしスタート。

しかし当然支払いなんかできないから日々ヤバくなる一方で、まだ競売なる前の自宅(住所)が残ってるうちに再就職手当狙いで田舎の零細企業に就職しました。

まぁ地元じゃそこそこの企業とはいえ、基本は家族経営の親父(代表)が天下のクソみたいなとこでしたが、田舎ながらの給料手渡しというメリットがよかったのです。

そこに6年ほど勤めて役職もついておりましたが、創業一族の内輪揉めに巻き込まれて、事実上のクビに。失業者となってからはWebライターとして細々と小銭稼ぎしてました。

ただ住所不定のままじゃ稼ぐほどに税金で後が面倒になることを考え、時期的に夜逃げから10年経過した(時効の援用)のもあって、本格的な社会復帰を模索し始めることに。そんな矢先に無収入すぎて居候先を追い出されて、結局ナマポなっちゃった…というわけです。

▪️ナマポ(生活保護)なるの難しかった?

ぶっちゃけ皆さんが気になるのはこの辺かも知れませんね。結果から言うと役所ガチャが良かったのかとても簡単に話は進みました

住所変更ついでに「ちょっとナマポなってくるわ」みたいな流れでなれたんですね。これは意外でした。

実は元嫁には追い出されたとはいえ、別に暴力ふるったり金無心してたわけじゃないので、転居先は向こう持ちで用意されてたんですよ。とりあえず住所登録すれば定職つけるよねってレベルで。

いや、住所登録したら借金取りに見つかるんだよな…まだ弁護士さえ探してもないんだけどって思いながらも、元嫁を困らせるわけにもいかんので仕方なく役所行って転居手続きしてましてん。

ふと見渡したら生活相談課みたいなとこあったんで、とりあえずどんなもんか聞いとくかって感じで行ってみたらすぐ申請手続きに。えっ?こんな簡単なの?ってレベルで。

聞いてた水際作戦みたいなのは一切なく、過去に借金で夜逃げして〜最近失業して〜今は住所不定で〜…と、ありのままを話したらすぐ申請してくれました。ケースワーカーさんありがとう。

このときは正直「なんや!もっと早く申請しとけばよかった!」と思いましたね。なんとなく不安でなかなか一歩踏み出せずで、結局今となってはかなり遠回りしてしまったなぁ…と感じています。

この辺の手続きのリアルな流れは別記事で書くので、知識としてぜひ参考にしてください。

このblogの関連ワード

ギャンブル依存症、借金、夜逃げ、株、海外FX、オンラインカジノ、パチンコ、スロット、などのワードがよく出てくるかと。また、人生観や哲学的な要素に覚醒するときもありますのでご注意ください。

どんな人向け?

このblogでは夜逃げやナマポ受給までの流れや実際の生活など、普通の人にはまったく役に立たない話題満載でお届けします。しかしながら、そんな普通の方々でも、知っておくといざというときに焦らなくていいかもしれませんね。

私も生活保護なんて永遠に他人事だと思ってましたが、あるんですねこんなことが。人生ってやつは!侮れないわマジで。皆さんが予想外の状況に万一陥ってしまったときにも、無知なままでは焦りから自滅に走ることも少なくありません。

そんなときにナマポの活用法を知っておくと、実はより早く再起するための『勇気ある撤退』に繋がることも。かくいう私も「もっと早くナマポなっときゃよかった…」と後悔している面も正直あります。

その理由はとても簡単。公的に国を味方にして再起のためのステップが踏めるので、とくに債務整理系においては強く、借金トラブル解決に利用しない手はないでしょう。

わかりやすく具体的なことをあげるとするなら、まず弁護士費用への不安はなくなり、自己破産でも容易に認められるバックボーンを得られるというメリットがあります。国が認めるド底辺なんで、裁判所も貸し手側もあれこれ無駄な詮索が必要ありませんよね。

その詳しい内容についてはブログで別途ご紹介していきますが、毎月返済に追われ、わずかな残金で生活している人…いや、むしろ足りない人の方が多いのかもですが、そんな状況よりもナマポの方が穏やかで裕福な生活を送れることは間違いありません。

ナマポは国ツール

もちろん簡単に生活保護を誰にでも推奨するわけではありません。あくまで国民全員が計画的に利用できる唯一の国ツールであることを知って欲しいだけです。

とにかく借金関係はとくに「もうダメぽ」で首吊る前に「まずナマポ」。

俗世の作ったさまざまな後付けのルールで生き死に決めるほどバカらしいことない。金はもちろんのこと、地位や名誉に体裁…プライドがあるからこそ、最後まで「人間本来の持つべき理由」以外で人生諦めるわけにはいきません。

病気や老衰に事故などの致し方ない事情で人生終えることはあっても、金や欲の末路がもたらす結果の自死ではいけないのです。

何年もかけて借金返すのが嫌なら、1〜2年ナマポやりなさい。借金抱えた理由に反省するのなら、短いセルフ懲役だと思えばいいでしょう。

借金でお悩みの人はぜひこのブログを見て冷静に立ち回って、無駄に悩まず苦しまないで効率的に再起して欲しいと思います。